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火曜日, 3月 04, 2008

海難事故・・・・斜に見る



今日のニュースで、イージス艦に衝突され行方不明になっている親子の捜索も

ほぼ、終了のようだ。組合長がインタビューを受けていた。

事実、海が生活の糧となる人達なのだから。


先日の 猫おやぢ さんのブログに関して、別の視点から書こうと思う。

何故なら、本業の仕入れ先が昆布採りの漁師であり

東京にいた頃は、友人のヨットでクルージングをし

シーカヤックで遊び、自身も小型船舶免許と船を持ち

本家は、土田舎で網元兼漁師を今でも続けているから。


漁師・・・・海の男達は、保安庁から漁組までが救命胴衣を着けるよう指導しているのに、作業の邪魔だからと着る者は殆ど居ない。これは、バイクにノーヘルで乗っていることと同じなのである。

プロフェッショナルと言われる人達は、レーサーにしてもジョッキーにしても皆、ヘルメットを被っている。

プロとしての誇りを持っているのならば、救命胴衣を着るべきなのだ。

この救命胴衣にも、日本の悪い部分がある。

我が愛艇も車の車検のように船検と言うものがある。ここで、装備品のチェックもされ

救命胴衣に関しては、日本の船検規格のマークが付いた物でなければ、合格しない。


しかし、これが厚くて動きにくい割に水の中で浮いている時間で言うとカヌーやカヤック用の胴衣より性能が悪かったりする。ここにも業界のゆがんだ部分が見え隠れするわけだ。


私の使っている救命胴衣はCo2で膨らませるタイプ・・・・旅客機に搭載されている物を想像して貰うと判りやすいかも。これだと、着けていることすら忘れる位に邪魔にならない。


今回は「清徳丸」親子の親族からの申し出で「浦じまい」を行ったが、これは江戸時代から続く漁師の、有ってはならない行事。

自分の本家では「浦終い」と言うらしいが・・・・

海難事故で行方の知れぬ家族や仲間の捜索に区切りをつけ、海の安全を祈る儀式。

防衛省の擁護をする気は、全くないが


もし・・・・と言う言葉を使って良いのなら、救命胴衣を着けていてくれれば・・・・と思うのは、俺だけかな。

写真を見て貰えば判るように、地元の昆布漁船も救命胴衣を着てない。また、操業時間が決まっているため船団が競艇のように飛ばしている。大型船がこの俊敏な動きに対応出来るわけはないので法規では右側優先等あるが、実際は、小型船が避けるのが暗黙のルールにもなっている。

企画を変えて、性能が良く、安価な製品。もしくはアウトドア用の物から検査して採用し、着用を義務化させても良いと考えている。

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