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日曜日, 6月 29, 2008

原油高騰と公共交通機関


原油の基準価格とされている、27日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場が続伸し

取引の中心ウエスト・テキサス・インターミディエートの8月物が時間外取引で一時1バレル142.21ドルまで上昇し

最高値を更新。


為替市場でのドル安・サブプライムに株安から避難した資金が投機マネーとして更に原油価格を押し上げている。

今日、自分のビッグホーンに軽油を入れにGSへ行ったところ、セルフの機械の上に「来月からガソリン価格が際値上げ致します。」とラミネートで包まれたポスターを貼っていた。・・・これで何度でも使用可能と言うことか。


最近のニュースとして、北海道最大の都市、札幌に於いて札幌市から営業を引き継いでいた9路線を北海道中央バスが赤字を理由に廃止を決定した。の報道・・・・・札幌といえど地下鉄と路面電車ではインフラには不十分なため路線バスが必要な場所が結構ある。


個人的には、エコな路面電車の路線網を拡充出来れば良いと思うが・・・・富山のように。


さて、そこで釧路市である。釧路市には民間のバス会社2社がある。(阿寒バスとくしろバス)

二社とも単独での経営は不可能で、「生活交通路線」「準生活交通路線」として、国・道・市町村からの補助金を受け

維持されている路線が多数ある。


郡部への交通を担う阿寒バスでは、上客がピーク時の1/5。

釧路市内を中心に路線バスを運行するくしろバス。地域をまもるために維持しているが補助金が無くなれば即廃止もやむなし・・・・黒字路線の利益を赤字路線に回し、人件費は半分にカット。

運営自体が限界に近いところへ来ての原油高騰が追い打ちをかけている。

今年5月の軽油価格は4年前に比べ2倍。


インフラとしての唯一の足であり通勤・通学だけでなく医療過疎の釧路管内では通院の足にもなっている。

一度赤字に落ちた路線は黒字にならないそう。

市役所の職員などはバス通勤のフリをしてマイカーを駅裏に隠したりせず、積極的に使用する義務があるのではないか。

自分のように仕事上、車が絶対に必要な人・・・・通勤だけに使っている人は、ガソリンも上がっているし定期を購入すればいいのに。

この状態が続けば10年後に公共の足が無くなることも考えられる。


釧路市民よ考えてくれ。生活保護の増加や道市民税の滞納率ではトップの成績(悪いことで)なんだから・・・

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