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火曜日, 6月 24, 2008

日曜の日本経済新聞から「社会人」


相変わらず、金曜のライヴ後は腑抜けの ひろのらぱん です。 嘘

日曜もバタバタ動き回っていたわけだが、
昼食後に日本経済新聞の35ページに今までの最終話「社会人」第6話が掲載され、何気なく読んでいて
何か、心の琴線に引っかかる物があったので掲載しようと思う。
クレームが来たら速攻削除しますが・・・・

社会人・・・第6話  奮起

「夢は叶う」。自転車で世界一周を果たした坂本達(さかもとたつ、40)は子供服メーカー「ミキハウス」(大阪府)の
サラリーマン。今も小中学校など日本中を駆け回り、夢を持つこと、夢に向かうことの大切さを伝える
"夢の語り部"だ。

愛称は「タツ」。入社一年目の1992年のある夜、「自分にしかできないことは何だ」「自分の夢は何だ」との思いがわいた。
会社には五輪選手もいて「夢」に向かう姿が眩しかった。

※異例の有給休暇※
小さい時に見たツール・ド・フランスを走るレーサー、生活しながら走り続けるサイクリスト・・・・。
タツも自転車に関わっていた。「自分の五感で世界を見たい。」三年後、退社覚悟で会社に「夢」を訴えると
「一人くらい普通に仕事をせんと、変わったことをやるやつがおってもええ」。給料補償、期間自由"有給休暇の世界一周"が認められた。

「えっ、ウソだろ」
95年9月、ロンドンをスタート、ヨーロッパを縦断し、アフリカを経てユーラシア大陸に。苦難に遭いながらも走り抜けてきた。しかし、出発から二年の97年夏、タツはイランのある街で、自転車を投げ出してしまった。

テントや食料、工具など50キロ近くの荷物を積んで、未知の世界を一人で走り続ける不安。心も体も限界だった。
その時、イラン人の男性が肩を叩いた。「オツカレサン」。男性は日本で働いたことがあり、恩返しがしたかったという。
久しぶりの日本語。うれしいはずなのに、タツはその手を「うるさい」と払いのけた。
気持ちを受け入れる余裕すら失っていた。「なんてことをしてしまったのだろう」
男性は去っていった。本当に「一人」になったと思った。そんなタツを救ったのは手に止まった一匹のハエ。
「タツは一生懸命やっているよ」。ハエがそう言ってくれた気がした。
格好悪いがハエと話した。涙が止まらない。認めてもらえた気がしてペダルをこぐ力が湧いてきた。
「孤独と思うから孤独になる。」と知った。

世界中どこでも、そこの人と同じ物を食べ、同じように祈る。マラリアと赤痢を併発したギニアでは、村に残る最後の薬で回復した。高山病で動けず水も尽きた高度四千㍍のアンデスでは、奇跡的に車が通りかかった。
家に泊めてもらい、食事のもてなしを受けたことは数え切れない。「一人では何も出来ない」。99年12月、赤道直下のエクアドルで4年3ヵ月の旅を終えた。

帰国後、人事部の採用担当に。学生達にはこれまでの経験を伝えている。2002年には全国の小学校を自転車で縦断。「夢が叶ったのは世界中の人のおかげ。夢の実現にはあいさつや感謝の気持ちが大切。などとメッセージを送った。
タツには原体験がある。フランスに住んでいた小学校4年生の夏休み、近くの子供達とキャンプに行った時のことだ。
友達も出来ず、嫌でたまらなかった。工作で厚紙製の鎧兜を作った。
「意地悪する奴等をやっつけよう」と思い、武器で身を固めたのだ。

※最強の武器は※すると、物珍しさも手伝って一躍人気者に周りの空気が変わった。「何か一つ出来ることが有れば認めてもらえる」。それがタツの原点。
そして、多くの人に助けられて43カ国の5万5千キロを走りきったタツは、自分をさらけ出すことこそが、
最高の"武器"であることを学んだ。


この文を読み、今回のライヴのこと、小二の始業式に転校しクラスの番長と大喧嘩したこと・・・・いろいろ思い出させてもらった。

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