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水曜日, 6月 25, 2008

浜回りと原油高騰


今日は、厚岸の手前。

仙鳳趾(センポウシ)へ出かける。 棹前昆布漁は6月15日から始まっているが実際に漁に出たのは

二日間。 それも出漁一回の時間が3時間半。


これでは、漁と言ったところでたかが知れている。小屋を回ってみたがガラーンとしており漁師も困っている。

残り二日間の漁期を果たして今月中に出来るのか。

漁場にもよるが、場所次第では来月になると身が入りすぎて棹前ではなくなってしまうところもあるからだ。


棹前・・・・文字どおり本格操業の棹を入れる前に若い昆布を間引きするのが、棹前昆布漁。だから採りすぎては夏以降の昆布が無くなるので、調整が必要なのである。この若い昆布が通称サラダ昆布ともいわれ野菜感覚で食べられる昆布と言われ、以前は台湾と沖縄で殆どを消費していた。


近年は、昆布の健康食品として見直されたこともあり東北・北陸を含め広い地域で食べられるようになってきた。

しかし、価格が量に比例するため、今年のように流氷被害もあり採取量が少ないと、産地と問屋の値決め交渉が

なかなか決まらず、今年はそれなりに高い価格になりそうだ。一次問屋にとっては、高すぎても安すぎても良くない。

市場の流通を考えた適正価格で決まるのが一番なのだが・・・・漁組サイドは、強気で臨むことだろう。


様子を見ても、良い雰囲気はゼロ。唯一、取引先でペットフード工場がアルギンサンが必要との注文があり、

去年の残り18キロを積んできただけ。300キロの注文に対して、これだけ・・・・


半日がかりで釧路市内へ戻ると車の燃料ゲージは、既に一目盛分、減っていた。来月には小売価格を一斉に上げると報道されてるし、本当にこれで商売が成り立つのか。

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