土曜日, 7月 26, 2008
ボランティアの階級組織
消防団という組織は、特別職地方公務員。要するに市町村の議員と同じポジション。
違いは、仕事を持っており、災害時に担当区域の消火活動・予防活動等を行う。当然、年報酬も出るし、出動手当ても支給される。更に公務災害もあり退職金も支給される。。。。これだけを見ると、「オッ!金が出るのか。」と期待しそうな人もこのご時世、多数居るかもしれないが、
年報酬は、市町村によって多少の違いはあるが団員で3万円前後/年間。
出動手当は、日にちを跨いだ消火活動でも4千円弱/出動。
公務災害も、今だと団活動中に怪我をし入院。一ヶ月・・・・・気付けば会社から解雇などと笑えない話しもある。
要は、お金はオマケみたいな物で地域に貢献する気持ちがなければ務まらない。団員不足も深刻で、仕方なく会社員でも入団を認めざるを得ない。すると、平日の火災や訓練などは、どうしても自営業の決まったメンバーが参加することになる。
消防団の組織は、団本部の下に地区毎の分団が配置され、その分団の組織は、分団長・副分団長・(警防・予防・総務)各部長・同様に各班長・団員で構成されている。
自分は、予防部長を務めているのでラインとしては、下に班長・団員4名がいる。消防団の場合は、消火活動に於いても消防職員と協力し水利の延長など兵站業務がメインになるため、通常活動に於いては予防業務に力点が置かれる。
昨日は、10月5日に行われる我が分団独自事業の「第4回防災フェスティバル」の打ち合わせを、分団長をオブザーバーとして 「長乃助」で予防として第二回目の会合を開いた。
90分飲み放題の中、最初の20分は、密度の濃い打ち合わせ。そして宴会へと入る。
これは、自分の持論で幹部が居なくなった場合でも予防業務を団員が或る程度出来るように練度を上げる。
基本がボランティアの中、命令系統も含め組織として動いているからには、出来る限り
団員が楽しめる場を設け、褒めること、引き継ぎの上、任せることで更にやる気を起こす。
これで、予防は一枚岩になっているし、他の二部署の団員からも「予防へ行きたい。」との声を聴くのだが、これは警防・総務の部長がどの様に考えているかであり部長としては、他の組織に直接言うのは問題があるので、分団長・副分団長を通して、言って貰っているのだが、一向に変わっていない。
ココにも、ミニ縦割りの弊害があるのも事実。各部署で業務内容が全く違うため、融合出来る部分は限られており、それは、既に提案し出来るところは済ませた。
分団長からして、予防の集まりには積極的に参加、意見も出してくれるのだが
他は、盛り上がらない宴会になっているようで、今年度は予防が第1回を催し、更に分団長から言われて先月開催したがドンヨリした空気だったと・・・不思議だ。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿