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土曜日, 7月 12, 2008

読書・・・・地元書店の衰退と学校図書館の充実度


真面目なネタを。写真は釧路市立図書館・・・・以前住んでいた新宿区立よりサイズは小さい。


我が街、釧路市内北大通りで昨年60年も営業していた山下書店が閉店。

昨日の地元紙には、根室市で59年間営業していた「伊澤書店」が自己破産の記事。

若人は、都会を目指す。人口が減ると地元書店に来る客自体も減り、そこへナショナルチェーンの書店やコンビニでの雑誌販売。 取り寄せの書籍で地元では多少時間のかかる物もamazonなどでネット注文すると簡単に終わる。

更に、新年度から開始された市立図書館の外部委託。これが東京の書店卸し会社。地元で納品していた書店にとっては、金額の多寡は有ろうが影響が皆無なわけがない。図書館自体は、今のところ閉館時間の延長など市民サービスに力を入れ、好評のようだが。


こうして地元の「本屋さん」が消えている。自分の親戚も書店を経営しているので大至急必要な書籍以外は、多少時間がかかっても、ココに注文する。当然配達もしてくれるし。従兄弟とは消防団仲間でもあるわけだし。



我が家を見てみると、カミサンと娘は多読派。自分が実用書を中心にした読書。

双子の息子達はと言うと、殆どマンガ。自分が高校時代を思い起こせば城山 三郎と黒岩 重吾を読みふけっていた。。。。。授業中も教科書の中に文庫本を隠しながら。現国の教科担任が教科書を使わず文庫本で1年間授業を進めたのが今でも強烈に記憶の中にある。特に一冊目として遠藤周作「海と毒薬」は強烈だったな。


活字離れは確実に進んでおり、それを危惧した訳なのか衆参両議院は2010年を「国民読書年」と定めた。

国会の決議で「本を読め。」で読むと思うか? 小さな頃から寝る前の読み聞かせがあり、学校の朝読書など国語に触れ親しむ時間を増やし地道に活字に親しみを持てるようにして行くしかない。


学校図書室の蔵書数をご存知だろうか。

文科省の2007年度調査で、標準冊数を揃えている小学校の学校図書室は42%

我が北海道を見ると ナント わずか17.3%で都道府県最下位。 最高は岐阜県の84.9% だから1/5。

ココにも予算としての弊害が隠れており、図書購入費は地方交付税で配分されるため、使途が限定されない。

だから財政事情の苦しい市町村は他の事業に使ってしまうわけだ。


国もサー、「国民読書年」を決議する前にこういう実態を換える努力を優先させるべきではないの?

と、市の図書館から文庫本を借りまくっている者の夫として物申す。 土曜の朝である。

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