水曜日, 12月 26, 2007
ペットを飼っている世界中の人たちへ
自然な豊かな地域にある動物病院の獣医師は基本的に技術が高い。
人慣れしてない野生動物が、どんどん持ち込まれるし
家で飼っているペットは都会と大差ないから。
私の友人は標茶近郊で獣医をしているが、私と愛犬の主治医でもある。何故こういう事を書き出したかというと、
室内で飼っている、特に家族と密接に関わりのある犬猫が12月後半になると体調を崩して病院を訪れることが多くなる。事実、私の家の隣も動物病院だが、大繁盛で入院もあるため院長が休日も家から通っている。
※今週の北海道新聞夕刊に掲載された文章を下に記す。
どうして、来院が増えるのか。冬が来て、寒くなってきたから?
それもあるかもしれませんが、それよりも、彼らの体調の良し悪しは、人間の生活と密接な関係があると考えられるからです。
振り返ってみますと、一昔前までは犬や猫は外で飼うのが一般的で、人間との関わりは食事と散歩の時くらいでした。しかし、近年では家の中で買うのが当たり前になり、ペットとしての動物たちの役割は、
飼い主さんへの”癒し”に変化してきました。
癒し系の仕事、これ、癒される方は良いのですが、癒す方は結構ストレスが溜まります。
「えっ、動物が何で?」と思う方も多いかもしれませんが、実は家の中で飼われている動物たちは常に人の顔色をうかがって、我々が考えている以上に気を遣っています。
例えば、家の中で夫婦げんかや兄弟げんかが始まると、犬が仲裁にはいるという話をよく聞くでしょう。
また、飼いさんの中には「先生、うちの子、私の風邪がうつって具合が悪くて」と行ってくる方もいるのですが、この場合、風邪のウィルスが動物に伝染するのではなく、実は具合の悪い飼い主さんを心配して、動物は神経性胃腸炎を起こし、吐いたり下痢をしたりして体調を崩していることが殆どなのです。
酷い場合は吐血や血便をしたりすることもあり、その傾向は頭のよい子や過保護に育てられた子に多いように思います。
年末になると、お正月の準備や残業で帰りが遅くなったり、旅行に行ったり、何かしらいつもと違う生活パターンになりがちです。
いつもと違う生活、これが人間に飼われている動物たちにとって、以外にも大きなストレスになります。
食べて、寝て、大好きな飼い主さんがいて、適度な散歩や遊びがあって・・・・、
いつもと変わらぬ平凡で単調な毎日が、ペットにとって一番ストレスのかからない(病気にならない)ライフスタイルなのかもしれません。
(粟津宏紀=釧路市 あわづ犬猫専門病院院長)
そう考えると、我が家のアイヌ犬はゲージで屋外飼育。早朝、運動のためゲージに行くと、当然水など凍ってカチンコチン。先ずは飲み水から・・・・・
しかし、これが昔の犬と人間の関係に近いのかもと、この記事を読んで思った。
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