
日曜日, 8月 09, 2009
地方の力

日銀釧路支店の景況判断は、横ばい だそうである。
が、地元商店主に聞けば「ふざけるな!!」と怒られること間違いなし。
酷い有様がどんどん進んでいる。高規格道路という是が非でも必要なのか、と思う物には予算が付いているので自然を破壊し続けながら高い橋脚が作り続けられている。全道でも田舎に多く振り分けられているのにも嫌らしさが垣間見える。
実際、運転する者としては国道と呼ばれながら片側一車線の道が北海道にもそれなりにある。これを複線化するだけで流れは、素晴らしく良くなるし
高規格道路と比較すると予算規模は途轍もなく縮小されるだろう。
解っているのに、それを敢えてしないのが族議員と官僚の世界+請け負う業者の構図。
開発が手を付け農地が削られるのを防ぐために直線化した河川を膨大な予算で元通りに復元している場所が道東にあるがね高規格道路も、そうならないことを祈るばかりである。
北海道内は道央・道南・道北・道東(釧根)・十勝・オホーツクの6圏域に分けられるが、道央圏は別格として
此処を除くと、「圏域」の外から稼ぐ力があるのは道東だけなのだそう。
「外」は道内の他地域と本州や海外までを含める話。ようは域際収支や貿易収支のこと。
道内経済の半分以上を占める、札幌を中心とした道央圏は、道内他圏域に対し8千億円もの黒字だが、本州などとの間では2兆円を超える赤字なのが現実。
余所から見ると「寒い・・・何もない・・・」などとバカにされ、更に愛着を持っている自分からすると済んでいる地元の奴等までが卑下する道東。(嫌なら、引っ越せば?と言いたいところである。)
ここが道内での収支に関しては、1線億円のマイナスだが、本州や海外との関係では250億円の黒字なのである。
道東に深く根付いている酪農や水産、その加工品などの産品が稼ぎを支える。
残る道内4圏域は、対道内、対道外とも赤字。
もちろん、稼ぐ地力があってもマイナスを埋めるまでには至っていない。急激な景気悪化は即、地域に重くのしかかる。
我々世代が未来への対応を急がなければ・・・・伸ばす長所はどこで、直す部分はどこなのか。
自己分析し戦略を練る。
釧路市の場合、釧路公立大学の小磯学長らをメンバーとする地域経済円卓会議を設け、打開策の検討を始めた。
行政・経済界・1次産業団体が、別の枠組みで広域連携を深めようとしている。
机上の空論で終わらせないためには、円卓会議など小泉元首相以降に流行った物を真似るだけではなく、もっと外に出、現場の声を拾い上げなければ。
釧路で生まれ、Uターンした者として広義で目指すのは自立。
もっと地力を付けなければならない。釧根の取り組みは、他地域との競争でもあるのだから。
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