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木曜日, 11月 13, 2008

好き嫌い と ありがとう


親父亡き後、浜を回り昆布の集荷をするようになってからというもの


幾らかの魚を網で捕り、市場に卸している漁師の親方が自家用の魚をくれるようになった。

最近は、年齢的なこともあるのか肉料理よりも魚と野菜中心が理想である。肉なら牛より豚・・・更に蝦夷鹿。


高校生の息子が居るため、魚・魚とは行くわけもない。

更にカミさんもオフクロも北海道の味覚(自分にとっての)が嫌いだから困る。

代表格が いずし 、鹿肉、秋刀魚などの光り物、生牡蠣etc・・・・・・

倉庫で作業をしながらも冷凍庫には、大量の秋刀魚、鹿肉、イクラ、鮭、親父が採った椎茸などが保存されており、既に入れるスペースが無くなっている。

ガレージにも漁獲量の殆どを占める ししゃもの一夜干し。これも櫛に吊して6本有るが2本しか使用せずつり下げられたまま。


かじかの冷凍を持ち帰りみそ汁担当のオフクロに「今晩は、みそ汁を 
かじかhttp://www2.odn.ne.jp/shokuzai/A2003/Kajika.htmの三平汁(かじか汁)にしてくれ。」と依頼した。


通常の晩飯だと思いきや、今日に限ってカレーライス!!

「しまった、確認しとけば良かった。」と思いつつ、カレーだけで満腹。

しかし、魚好きの本領発揮。1人で大ぶりのお椀にタップリ盛りつけ七味をかけ魚の皮まで吸い尽くし残ったのは骨だけ。


回りをみると高専生は、魚を除いた具のみ。カミサンはパス、オフクロはナントカ一杯だけ食べた後「あまり得意じゃないから、後は食べて。」と鍋ごと渡される。


こういう食べ物に目がないのは、今は亡き親父。

一匹分のかじか汁。明日の夜までには食べ終えなければ・・・・・

しかし、我が家の好き嫌い一派VS何でも食べる親父が1人。

何はともあれ、好物でもないのに作ってくれてありがとう、オフクロ。

明日は、勝手に秋刀魚を焼いて食べるか。
※北海道の冬の味覚を代表する魚のひとつ。最近は資源量が少ないので大量に水揚げされることもない。
 だから、浜回りの時に自家用を分けてもらえる。
 この魚の肝臓をすりつぶし身とあえた「ともあえ」絶品なる珍味。
 かじか汁は、三平汁、石狩鍋と並ぶ北海道冬の魚鍋。
 別名「鍋壊し」とも云い、あまりのおいしさに鍋を壊すほど箸を突いたところから
 こうも呼ばれている。(実際に言うのを、私自身は見たことない)
 昭和天皇両陛下が釧路に行幸された折り、かじか汁をお召し上がりになった
 皇后様は、きれいにたいらげたどころか「おかわり。」と仰ったとの記録もある。
 ・・・・我が家では、不評ですがね。(>_<)

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