
水曜日, 8月 06, 2008
違和感・・・言葉

先ず、最初に断っておくが
自分がまともな言葉を話すことが出来るとは、思っていない。どちらかというと不完全の塊である。
先月下旬、昨年末以来封印していたテレビを購入するまでの間、ラジオをメインにしていた。。。。今もテレビよりラジオの方が比重は重い。
以前から気になっているのが、会話の中で「○○系・・・・」や「○○的・・・・」それから「○○と思います。」という話し方。
今回、娘が帰ってきて「○○的には、」で注意するに至った。
「オイ、自分の考えに一々、的を付けるな。自信のない話し方で、お父さんは嫌だな。」
すると「大学の人達と話す時に、このほうがソフトになるから。」
「解った。だけどお父さんと話す時には使うな。」と一昨日話した。
今日も一週間分の日経新聞下段に載っている「春秋」を読んでいると、このような文章を発見し、驚いたと同時に、自分の考えがあながち間違いでも無いと思えた。
※
「偉い方が毎日のようにテレビに出てきては頭を下げ『お詫びを申し上げたいと思います。』なんて言ってますが、
あれは思っているだけで、謝っている訳じゃないんですな。」。
寄席を覗いたら、噺家さんがこんなマクラを振って笑いをとっていた。
「~たいと思う」。確かにこの言い回しは気になる。スポーツでも「頑張りたいと思います。」とよく耳にするが、「頑張ります。」の方がよほどパンチ力がある。自分の覚悟に逃げ道を作っているようにも聞こえる。
あれやこれや考えつつ、福田改造内閣の面々の第一声を聴くことになった。
すると、出てきた出てきた。福田さんからして「安心実現内閣、そのように申し上げたいと思っております。」とやった。
せっかくのキャッチフレーズでもある。もっと切れ味良く言えないモノだろうか。
※
そう言えば、郵政民営化反対で刺客を送られ気付けば消費者行政大臣なるポストに野田 聖子女史。
「全力を挙げて取り組みたいと思う。」って言ってたよなーっ。
この分の最後に書かれていたのが、この噺家がマクラに続いて高座にかけたのは「短命」という噺だった。
お後が宜しいようでm(_ _)m
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