日曜日, 6月 14, 2009
取引先の火事
既に一週間近く経った話し。
最近、晩酌が軽めになっており、〆にはドリップ・コーヒーを飲んでから布団へ。
この日は、1時過ぎに就寝。
浅い睡眠だったのだろう。無線機から何やら雑音が聞こえるな~と思っていたら、携帯から消防用着メロが。
メールを読むと
災害情報#0014××
こちらは、釧路市消防本部です。
指令日時 : 06/09 02:58
災害種別 : 建物火災
災害地点 : 釧路市山花 ○○○○
地点名称 : 20号(阿寒)
災害地点の○印が火災現場の名称なのだが、保険代理店の同業者に紹介され、隔年で昆布を販売しだした工場の名前。消防服に着替えながら、水利部署を思い出すが、牧場や牧草畑の密集地で消火栓は無かったはず・・・・
何か気乗りしない感覚になりつつマイカーで火災現場へ向かう。場所としては酪農地帯。
火点に到着するも農道のため幅員が狭い。消防車の邪魔にならないよう路肩ギリギリに止め現場を確認。
すると、本来中継業務に活躍する我々同様、お隣の消防団が火災現場の中に入り込み、その外側に署の車が到着したため移動出来ずにいる。「何で、消防団の車が、こんな場所に入り込んでるのよ!!」と心の中で悪態をつきつつ、お隣の分団長に挨拶。
現場の状況から署の水槽車にある水だけでは、消火には足りないだろう。これだと我々の消防車から水を中継して消火。問題は水利部署にキチンと着くこと。分団車を探すと思った通りの場所に停まっている。ただ問題なのは、小型ポンプで川から水を吸い上げ、その水を我が分団車を経由して署の車に繋いでいること。
これでは、水圧が弱すぎて放水に支障が出る。
対応策は、隣の分団車がアテにならないので一つしかない。(写真↑の左端に写っているのがお隣さん)
分団車の左右に装備されている吸管を橋の両端から川へ下ろし各自に団員が一名張り付き、吸管で川の水を吸うのが落ち着くまで尖端を固定させる。(写真下の黒いホースが吸管でこれを左右から川へ。ホースの延長距離も見て判ると思う。)
署の車まで中継するために左右に繋いだホースの数は、7本+9本。
消火の完了が6時半。その後、空になった水槽車の水を満タンにしたいと署員が我が儘を言うので2台が満タンになるまで中継状態のまま。
我々には、仕事があるので本来なら署に戻ってから補充して貰いたいところである。
こう、考えると消防団は安く使われていると実感する。
団事務所に戻り、使ったホースを荒った後、干す。更にホースカー二台に次の火災に備えて一つに5本ずつホースを収納。気付けば8時半過ぎに解散。当然、仕事の早い者は帰らせているので、少人数で行うことになる。
この日が一時間の睡眠で活動したためか、体内時計が狂ってしまった。
どうも、スッキリしない。。。そのはなしを、紹介した代理店に言ったところ「消防団は、火を消すのが仕事だろ。」と言われ、もう少しで血管が切れるところだった。火災保険は、この代理店が手配していたが、休業損害を付けてなかったようで、これから大変だろう。
社員は全員解雇。復旧までどれ位かかるのか・・・・休業損害の補償も外せないんだが、事故が起きないと、最初のウチ、付保していても、勿体なく感じて外したりする人がいる。ここは、代理店の腕の見せ所なのだが
最終的には、契約者の判断となる。今回は、失敗したケース。
火災原因は、配電盤からの出火だったらしい。
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