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土曜日, 5月 07, 2011

以前も書いた、息子の卒業式で校長の言った台詞(高専)



以前も書いたこと。



息子の卒業式で校長は言った。「巷では、想定外という言葉を頻繁に使うきらいがあるが、技術者が想定外という言葉を使ってはいけない。」と・・・・これが3月18日。






それからもメディアでは、頻繁に想定外の言葉を耳にする。福島第1原発事故の説明で何度も聞いた言葉だ。



また、地震学者からも・・・・・



「津波の高さは想定外だった。」・・・・「非常用電源の喪失は想定外だった。」



想定とは、「広辞苑」を紐解くと「ある一定の状況や条件を仮に思い描くこと。」






て、ことは・・・・想定外とは、タダ単に決めつけた事の範囲外。自分達が決めた条件からはみ出したこと。



こう考えると、今の日本では想定とは、自分の知識の中で科学的の科学的根拠をベースにした、思いこみ。



その範疇を越えたことで想定外と言えば済むのであれば、この国に住む者としてたまったものではない。



武田教授がテレビで頻繁に言っていたが「原発の開発に関わる科学者が震度5と決めれば、最大がその数値としておかれる。」



これは、経費的な部分を除けば思いこみしかないだろう。当然、今回のように備えがオソマツになる。






北海道新聞に「錯覚の科学」(文芸春秋社)での実験報告が書かれている。(2011.05.06)



 バスケットボールのゲーム・フィルムを見せ、片方のチームの数だけを数えさせるもの。



面白いことに、ゲーム中にゴリラの着ぐるみが登場する。それも9秒間も。






しかし、パスを数えることに集中している参加者の半数は全くゴリラの存在に気付かない。



コート内にゴリラがいるなんて事は考えもしないから。



車を運転していても同様だが、見落としは予期しないものに対する注意力の欠如から起きる。






この実験は、原発事故も同様ではないか。だから「思いこみ=錯覚」は怖い。



同書は、自信過剰も錯覚の一つだと説く。






「カネで買えない物はない」と豪語していた時代の寵児。今もツイッターなどで書き込みをしながら、熱烈な信者から



小金をかき集めているホリエ○ンは、以前「想定の範囲内」とよく言っていたものだ。



原発の安さは、事故後の対応などを考えていないし、スタート時点で危機的状況を此処までと決めつけているのだから、どうしようもないかも。



ヨーロッパやアメリカ大陸に比べ小さな点に過ぎない我が国の地震回数を考えると、脱却するべきなんだろう。

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