何故、上の台詞から始まるか。
偶然にも地元の名も無きCDショップをぶらついていると、見窄らしいビニールにくるまれたこのアルバムを偶然見つけた。中身をよく見るとオーストラリアからの輸入盤で価格も千円でお釣りがあり、それでコーヒーを飲んでも更に釣りが来る。
参加ミュージシャンを見るとカサンドラ・ウィルソンとの活動で知られるジェフ・ヘインズ(perc)を始め、ベテランが加わり、アンプラグドの雰囲気。
更に、曲目を見ると1曲目にポール・サイモンの「アメリカ」から始まる。これは、外れないだろうと期待を持ち購入。
帰宅後、早く聴きたいので梱包も乱暴に剥がし聴き入る。
「オッ?生音で始まった。」結局、全曲が生音なのである。カバー曲も良いのだが、オリジナル曲も彼女の声が心の中に染みいるのである。ポップやジャズというカテゴリーに分けるのが野暮と思えるほどに柔らかな声。
全曲聴き終えた後、ネット検索すると最初の文章になるわけ。
オリジナル曲の作者は、ご主人。
更に8曲目の「involved again」は、ビリー・ホリデイの為に書かれていたが彼女が亡くなったため、作者のジャック・リアドンが封印していたがアリッサに惚れ込み、作曲から50年を経て初披露された曲なんだと。
たった1枚のアルバムに様々なドラマを抱えながら聞き終えた時には、もう一度聴こうかな?と思わせてくれる
拾い物とは片付けられない一枚となった。
なんと、彼女・・・・7月に初来日もしているんだって。HIROSHIさんに偵察に言って欲しいシンガーである。
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